マンガリッツァ豚は北海道幕別町 十勝ロイヤルマンガリッツァファーム。東京ドーム約4個分の土地に放牧されている。とうもろこしや大豆など北海道産のエサを急勾配の頂上付近で与え、水飲み場は麓にあるなど、生活の中で運動させるようにしている。マンガリッツァ豚の飼育期間は14か月と普通の豚の2倍以上。生産者の梶原さんは、成長を遅らせることで肉の香りと味の強さを出したいと説明した。マンガリッツァ豚は飼育の難しさから生産国のハンガリーでは生産者が減少し、絶滅の危機に。2004年には国宝に指定された。ハンガリーでマンガリッツァ豚に出会った梶原さんはハンガリーと十勝の気候条件などが合致していることから、2016年に飼育を開始。現在でも環境の改善などに勤しんでいる。