旧優生保護法のもと強制的に不妊手術を受けさせられた人やその家族などを対象とした無料の電話相談会が全国で一斉に行われている。対象は旧優生保護法のもと強制的に不妊手術を受けさせられた人やその家族、福祉関係者や医療関係者。電話での相談が難しい人を対象にファクスでの相談も受け付けている。きょうの午後4時まで行われる予定で、弁護団は最高裁で国の責任がはっきりしたので安心して相談してほしいと呼びかけている。また国会で参議院で与野党の議員が今後の対応などに関して議論しているという。立憲民主党の吉川参議院議員は「当時の時代背景がどうあれ、立法に問題があった」などとして被害者に詫びる言葉を述べた。今回の話し合いでは「判決を受け止め、救済措置を1日も早くとるべき」といった意見が聞かれ、謝罪決議も検討された。秋の臨時国会で全ての被害者に補償するべく法案成立を目指すという。