終戦からきょうで79年となる。政府主催の全国戦没者追悼式が行われ、先の大戦で犠牲となったおよそ310万人を悼む。1945年8月15日、玉音放送で戦争の終結が伝えられた。あれから79年、東京・千代田区にある日本武道館ではきょう、天皇皇后両陛下や岸田総理大臣、遺族などが参列し、戦没者の追悼式が行われる。先の大戦では、東京大空襲や米国軍の沖縄本島上陸、広島・長崎への原爆投下などで、およそ310万人が犠牲となった。終戦から長い年月が過ぎ、きょう、式典に参加予定の遺族のうち、およそ半数は戦後生まれた世代だという。戦争の惨禍を次の世代に伝えることも式典の重要な目的となっている。政府は子供の参列も促していて、きょうは、ひ孫世代による献花も行われる。追悼式は午前11時51分から始まり、正午に1分間の黙祷が捧げられる。