広島県東広島市のコメ卸売会社「食協」は日本最大の精米工場を持ち、1時間に30トンの精米能力を持つ。随意契約で備蓄米を手にした小売業者から、5000トンの精米の依頼があったという。初めて24時間体制を考えているというが、人員確保など課題も多い。江藤前大臣の時にJAなどの大規模集荷業者に放出された備蓄米は、先月半ばの段階でまだ2割しか市場に出ていない。JA全中の山野徹会長は「輸送の確保や出荷の前倒しなどに取り組んでおり、備蓄米の供給を渋っているということは全くない」などとコメントした。さらに備蓄米の売り方をめぐって、卸売業者には小泉大臣とは考え方の違いがあるよう。