全国から新米を入荷している都内のコメ販売店では現在、店頭の新米価格は去年比で200円以上超の1キロ900円台となっている。今後も仕入れ値が下がる見通しは持てないという。全国スーパーのコメの平均価格は5キロあたり4246円と前週より僅かに値下がりしたが、4000円超の高値が3週連続で続いている。小泉農相は「新米の出回り等も背景に過渡期にある」などと話した。続く高値にコメをアメリカ産カルローズに変更した飲食店もある。店主は他の食材の値上がりもあり当面輸入米の使用を続けると話した。専門家は今後の見通しについて、この1年は5キロ4000円超が続く可能性が十二分にあるとしたうえで、家庭でも輸入米へのシフトが続き、食料自給率がさらに低下すると指摘した。