無所属連合・中野ともあき氏の政見放送。理学療法士であり子育て支援にも携わってきた。中野氏は3つの視点を掲げている。まず赤ちゃんケアの相談の現場について、赤ちゃんが寝付かない・なかなか発達しないという相談も聞かれるが、頭を引っ張られる医療介入を受けた事例が多いとしている。整形外科では首を痛めるとケアが必要なように赤ちゃんにも適切なケアを行うべきとしている。2つ目はみんなで子育てをすることが大事ということであり、子育て支援には市民団体が多く携わる一方で母が子を殺めてしまう悲劇も起きていると紹介し、子育てを強いる空気を変える必要があるとしている。3つ目としてお産の現場からの不安の声が聞かれる中、7~8月には声を届けることが必要としている。そして、掲げる政策は出産の保険適用であり現状は助産師による自然なケアなどが縮小されることが懸念され命の断絶に繋がる恐れがあることから、お産を医療だけでなく暮らしの視点で支える社会づくりだという。助産院や地域の子育て支援は制度の狭間で必死になっているのが現状であり、制度を強引に変更することはかえって母子の健康を損なうことに繋がりかねないことから制度を再設計する必要があるとしている。分娩のできる施設も減少しているのが現状となる中、助産師・医師・親・市民が繋がる環境を作ることが必要としている。