江戸時代末期に建てられたとされる築150年の和歌山・中辺路町の木造建築。かつては、熊野古道を旅する人たちの旅籠だった。雰囲気を残しつつ、令和の旅人が集まるゲストハウスに生まれ変わった。企画したのは、建物のオーナーの佐藤孝さん。佐藤さんの夢をかたちにしてくれた仲間は、大工のいとうともひささん。今回佐藤さんといとうさんが大切にしたのは、地域の人たちと一緒になって空き家を生まれ変わらせることだった。まずはじめたのは、宿泊者同士の交流スペースづくり。昔から伝わるやり方で、土を叩いて頑丈な床を作る。町内の子どもたちも、力を合わせて取り組んだ。材料は、この家の土壁を解体した時に出たものを再利用しているという。
