2000年代、千里ニュータウンは多くの課題に直面していた。建物の老朽化に住民の高齢化。商店も閉店が相次いでいた。万博で未来を感じた奥居さんは大学を出て広告代理店に就職。転勤で久しぶりに戻った故郷・千里ニュータウンの変化に衝撃を受けたという。奥居さんは広告代理店で培った情報発信や企画展示のノウハウを活かして地域の人達と協力しニュータウン再生へ。国内外約200か所のニュータウンを訪問。街の歴史や未来を考えるシンポジウムなどを開催した。奥居さんが関わった展示会で一際関心を集めたのが万博の企画展だった。ニュータウンの未来を奥居さんは地域の人達と探し続けている。「万博っていうのはニュータウンのお隣ですから言ってみれば万博は庭みたいなものですね。ニュータウンの住民にとっては。庭に未来があるっていうか庭に世界がある。それをずっと見続けているというのはものすごく贅沢な話」と話した。出演者は「皆さんの気持ちを一つにする大きな最大の要素が万博っていうのは分かりやすくて魅力的ですよね」等とコメントした。