東京・千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑には、第2次世界大戦で海外の戦地などで戦死し、名前が分からないため遺族に引き渡すことのできない遺骨が納められている。岸田総理大臣は花束をささげて、戦争で亡くなった人たちの霊を慰めた。一方、岸田総理は東京・九段の靖国神社には参拝せず、自民党の総裁特別補佐を務める亀岡偉民衆議院議員を通じて「自民党総裁・岸田文雄」として私費で玉串料を納めた。岸田総理は就任以降、おととしと去年の終戦の日も私費で玉串料を納めている。岸田内閣の閣僚ではこれまでに新藤経済再生担当大臣と木原防衛大臣、高市経済安全保障担当大臣の3人の閣僚が参拝した。来月の自民党総裁選挙への立候補に期待する声が出ている小泉元環境大臣と小林前経済安全保障担当大臣もそれぞれ参拝した。さらに自民党や日本維新の会など超党派の議員連盟のメンバー70人余りもそろって参拝した。