兵庫県南あわじ市・淡路島のとらふぐ養殖場を取材した。前田若男さんは漁協の組合長で、福良湾のいけす28か所で約10万匹を育てている。通常より1年長い3年間養殖し、大きなふぐに育てている。デリケートな魚で水温が急激に上下すると死んでしまう。特に1年目の死亡率は4割に達するため、太りすぎて病気にかからないよう1年目はえさの量を抑える、同じいけすでシマアジを飼育し体表の寄生虫を除くなど工夫している。鋭くとがった歯は他のふぐを傷つけないため定期的に切ることが多いが、ここでは1年目に抜いてしまうという。
漁師が3年もののふぐの養殖を始めるまでを再現VTRで紹介。2年ものの養殖をしていた時には、天候不順でふぐが育たないと値下がりして赤字となることが多かったという。養殖を1年伸ばすとえさ代がより多くかかるなど苦労したが、大きく育ったふぐを出荷すると注文が相次いだという。その後も養殖方法の改良を重ね、「淡路島3年とらふぐ」としてブランド化に成功した。試食では身の大きさに加え、濃厚なうまみが楽しめた。
漁師が3年もののふぐの養殖を始めるまでを再現VTRで紹介。2年ものの養殖をしていた時には、天候不順でふぐが育たないと値下がりして赤字となることが多かったという。養殖を1年伸ばすとえさ代がより多くかかるなど苦労したが、大きく育ったふぐを出荷すると注文が相次いだという。その後も養殖方法の改良を重ね、「淡路島3年とらふぐ」としてブランド化に成功した。試食では身の大きさに加え、濃厚なうまみが楽しめた。