2011年10月、スウェーデン人のヨハン・グスタフソンはバイクでアフリカ旅行をするために旅立った。ヨハンは旅の映像をSNSにアップ。数日後、南アフリカに上陸し、南アフリカ出身のスティーブとオランダ出身のシャークと知り合った。3人は西アフリカのマリへ向かった。ヨハンたちはマリ・トンブクトゥにつくとここでSNSは更新されなくなった。11月25日、銃を持った男たちがホテルに乗り込んできてヨハンたちは捕まりトラックの荷台に乗せられた15時間近く走り突いたのはサハラ砂漠のど真ん中だった。ヨハンたちをさらったのは「アルカイダ」だった。ヨハンたちは体1つで砂漠のど真ん中に放り出された。寝床は自分たちで作り、見張りは厳重ではなかったが砂漠から歩いて逃げるのは不可能だった。こうしてヨハンたちの地獄の日々が始まった。体を洗えるのは月に1度だけ。食事は簡単なものを与えられた。そして見つからないように、2週間毎に砂漠を転々とさせられた。3ヶ月後、アルカイダによってヨハンたちの映像が公開された。アルカイダは人質1人につき約10億3000万円ほどの身代金を要求してきたという。ヨハンは生き延びるためにイスラム教への改宗を思いついた。すると兵士たちと一緒に礼拝することを許され、食事も与えられ扱いが緩和された。1年後、逃亡を試みるが再び捕まってしまった。事件から5年7ヶ月後、事態は急変した。