東日本大震災(死者1万5900人、行方不明者2520人)から14年。未だ約2万8000人が避難生活。岩手県は死者5147人(関連死含む)、行方不明者1107人。大船渡市では死者423人(関連死含む)、行方不明者79人。みなと公園には1年前、震災を後世に伝え続けようと、「未来へ祈る」と書かれたモニュメントが設けられた。きょうも朝から多くの人が訪れ、祈りを捧げている。公園からは平成以降最大の森林火災が発生した赤崎町方面が見える。発生12日目のおととい、ようやく鎮火となったが、210棟の建物に被害。
宮城・南三陸町の旧防災対策庁舎は町民が保存か解体か議論する時間を持つため、宮城県が所有してきた。去年3月、町は町有化と震災遺構としての保存を決定。きのうは防災対策庁舎を照らすため、新たに設けられた照明も灯された。照明は毎月11日の月命日と前日の10日に灯される他、盆の時期に点灯される。
東京電力福島第一原発を取り囲む、大熊町と双葉町の帰還困難区域内にある中間貯蔵施設に、除染で発生した土などが保管されている(東京ドーム約11個分)。あさってで、運び込みが始まってちょうど10年。このうち、放射性物質の濃度が低い土は全国の公共工事などで再生利用される方針だが、東京や埼玉で計画された実証事業は反対もあり進んでいない。残りはは2045年3月までに福島県外での最終処分が法律で定められている。約束の期限まで残り20年となるが、最終処分地の行方は見えていない。全国的に議論を行い理解を広げることが急務と言える。一方、福島第一原発の廃炉に向けては、廃炉の最難関とされる燃料デブリの取り出しに去年、初めて成功したが、0.7gにとどまった。国と東京電力は2051年までの廃炉完了を目指す。
宮城・南三陸町の旧防災対策庁舎は町民が保存か解体か議論する時間を持つため、宮城県が所有してきた。去年3月、町は町有化と震災遺構としての保存を決定。きのうは防災対策庁舎を照らすため、新たに設けられた照明も灯された。照明は毎月11日の月命日と前日の10日に灯される他、盆の時期に点灯される。
東京電力福島第一原発を取り囲む、大熊町と双葉町の帰還困難区域内にある中間貯蔵施設に、除染で発生した土などが保管されている(東京ドーム約11個分)。あさってで、運び込みが始まってちょうど10年。このうち、放射性物質の濃度が低い土は全国の公共工事などで再生利用される方針だが、東京や埼玉で計画された実証事業は反対もあり進んでいない。残りはは2045年3月までに福島県外での最終処分が法律で定められている。約束の期限まで残り20年となるが、最終処分地の行方は見えていない。全国的に議論を行い理解を広げることが急務と言える。一方、福島第一原発の廃炉に向けては、廃炉の最難関とされる燃料デブリの取り出しに去年、初めて成功したが、0.7gにとどまった。国と東京電力は2051年までの廃炉完了を目指す。