街の人からはエアコンの使い始めにせきが出るなどの声が聞かれた。話を聞いたのは横浜市にあるクリニックの三島渉院長。エアコンでせきが出る要因は大きく3つあり、まず1つ目はカビ・ホコリ。エアコン内部は湿度が高くホコリがたまりやすいことからカビが繁殖しやすい環境で、久しぶりに動かすと中にたまったカビの胞子・ハウスダストが部屋に広がりアレルギー反応を起こしせきの原因になることもある。2つ目は室内の乾燥。エアコンの風に長時間当たるとのども乾燥し乾いたせきが特に出やすくなる。3つ目が急な温度差。急に冷たい空気に触れると反射的に気道が収縮しせきやぜんそくのような症状が出やすくなる。特にぜんそくやアレルギー体質のある人は急な寒暖差で症状が悪化しやすい傾向がある。対策としては、エアコンを使い始める前に念入りな掃除を行い、月に1回程度のフィルター掃除を勧めている。室内の乾燥については、湿度を40%~60%に保つのが理想的で、加湿器や濡れタオルを干す、こまめな水分補給が効果的。急な温度差については、エアコン温度を26~28℃程度に設定し、体感温度は衣服やサーキュレーターで調整するのがよい。せきが長引く場合は何らかの病気の可能性も疑われる。せきぜんそくやエアコンのカビが原因で起こる夏型過敏性肺炎などがある。対策を取りながらエアコンを適切に使用することが大切。
