沖縄本島から東に360kmの海に浮かぶ南大東島。約1200人が暮らす。サトウキビ畑が広がる中に、ところどころ木が茂っている場所がある。これらが地下に続く洞窟になっている。2年前からこの島の洞窟の調査を続けてきたのが、水中探検家の伊左治佳孝さん。伊左治さんによると、ここには洞窟が100近くもあるという。島自体が水に溶けやすい石灰岩で出来ているから。ただ、それぞれの具体的な形状など詳しいことはわかっていない。そこで全容を記録しようとNHK潜水取材班も同行。水中洞窟は、地下約10mの深さにある。見えてきたのは、不気味な色をした空間。400m程続いていた。柱は鍾乳石で、かつてこの洞窟は地上にありその時にできたものと考えられている。専門家によると、この洞窟に流れ込んだ水に鉄やマンガンが含まれていた可能性があり、それが影響したのではという。潜った洞窟には、小さいエビなどは生息していたが、大きい魚などは見かけなかった。洞窟内部は枝分かれしてる場所も少なくない。先に進む妨げとなったのが細かい泥のシルト。手つかずの洞窟でいたるところにシルトが付着していて、吐く息が天井にあたるだけで剥がれ落ちてくる。そのため撮影は数分間で撮りきらねばならない。
今回ある水中洞窟に注目。伊左治さんの調査でその存在が明らかになった国内でも稀な巨大空間。その撮影にも挑んだ。地下には光が一切届かないので、20個以上の照明を用意して置いていった。広い洞窟内を濁る前に照らした映像。広さは体育館がすっぽり入るほどの空間。さらに置くに進むと、水中に咲いているような鍾乳石を発見。どのように作られたかは専門家もわからないという。このような水中洞窟がなぜ南大東島の地下に広がっているのか、いつ頃できたものなのかについて取り上げる番組が今夜と17日に放送。
今回ある水中洞窟に注目。伊左治さんの調査でその存在が明らかになった国内でも稀な巨大空間。その撮影にも挑んだ。地下には光が一切届かないので、20個以上の照明を用意して置いていった。広い洞窟内を濁る前に照らした映像。広さは体育館がすっぽり入るほどの空間。さらに置くに進むと、水中に咲いているような鍾乳石を発見。どのように作られたかは専門家もわからないという。このような水中洞窟がなぜ南大東島の地下に広がっているのか、いつ頃できたものなのかについて取り上げる番組が今夜と17日に放送。