気象庁は最大震度6弱を観測した今回の地震を受けて、専門家らによる評価検討会を開き、南海トラフ巨大地震との関連を調査した。その結果、南海トラフ地震の想定震源域では、新たな大規模地震が発生する可能性が平常時と比べて相対的に高まっていると考えられるとの見解を示した。評価検討会と気象庁は合同で会見を開き、今後、もし大規模地震が発生した場合、強い揺れや高い津波が生じる恐れがあると説明した。一方、今回の臨時情報「巨大地震注意」は、新たな大規模地震が発生する可能性が平常時と比べると高まっているものの、必ず地震が発生するということを知らせる情報ではなく、「政府や自治体などからの呼びかけに応じた防災対応をとってほしい」と呼びかけている。