南海トラフ地震のおこる可能性が普段よりも高まっているとして、臨時情報が出されている。いまのところ、通常と異なる変化はみられていないが、気象庁が監視を続けている。今月8日に日向灘でおきた震度6弱の地震をうけ、南海トラフ地震の想定震源域で大きな地震がおこる可能性が平常時より高まっているとして、南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」が発表されている。気象庁によると、地震の想定震源域では、きのう正午までに震度6弱の地震を含めて震度1以上の地震は24回観測されている。地震活動は、いまだ活発な状態だが、地震後に通常みられる変化以外は観測されていないという。気象庁と内閣府は、地震から1週間はすぐに避難できる態勢をとるよう呼びかけている。