高知・四万十町の興津は南海トラフ巨大地震が発生すれば30mの津波に襲われるとも懸念されている。閉校した四万十町立興津小学校では毎月避難訓練を行ってきたが、安全とされた避難場所を津波が襲ったという想定で避難訓練を行うのだという。想定外の対応は水が迫ったというものだけでなく、避難場所への道が多数も閉ざされていたという設定で行われることもあるといい、この訓練は臨機応変に対応できる力を鍛えるのだという。シンポジウムでの発表も行われ、高台への避難所の移転などに繋がってきた。専門家の中野元太さんは子どもの意見は率直に届きやすいのが強みだと話している。