昭和57年6月11日、小笠原諸島の南硫黄島で行われていた国の調査で絶滅が心配されていたオガサワラオオコウモリの生息が確認された。南硫黄島は東京の南およそ1300キロにある無人の火山島である。急な崖で囲まれ、これまで本格的な調査が行われてこなかった。このときの学術調査で小笠原諸島の父島ではほとんど姿を消した、オガサワラオオコウモリが生息していることが分かった。世界でもこのあたりでしか繁殖していないクロウミツバメなど貴重な動植物も多数見つかった。その後の調査でも新種のアリやカタツムリなどが見つかり平成23年に南硫黄島は小笠原諸島として世界自然遺産に登録された。