大気の状態が非常に不安定となり東北や関東の一部では急な雷雨に見舞われている。こうした中、台風9号が発生。湿った空気の影響で西日本では局地的に激しい雨となっていて、今後も厳重な警戒が必要。埼玉県や栃木県では先ほど大雨警報が発表された。関東各地で相次いでいる天気の急変。その原因はまだまだ厳しい日中の暑さ。鳥取県にあるフラワーパークでは例年、夏の時期は10万株ものマリーゴールドが咲き誇るが、今年は高温が続き大雨の影響で湿度が高かったため病気が発生し、10万株のうち3分の1が枯れてしまった。愛知県名古屋市ではきょう暑さは一段落したが、8月に入ってからきのうまでは毎日37℃以上の体温超え。福岡県太宰府市では8月は毎日35℃以上の猛暑日が続いているが、前月から数えると7月19日から32日連続の猛暑日。国内の最長記録を更新し続けている。九州など西日本ではきょう未明、沖縄県宮古島付近で発生した台風9号に警戒が必要。現在、沖縄本島の西を北上していて、あさってには朝鮮半島に進む予想だが、台風周辺の湿った空気が流れ込んでいるため、九州から近畿の太平洋側を中心に大気の状態が不安定になっている。愛媛県宇和島市では午後3時前までの1時間に40.5ミリの激しい雨を観測。高知県黒潮町佐賀でも1時間に53.5ミリの非常に激しい雨を観測。台風9号の進路から離れている場所でも大雨となるおそれがあるため警戒が必要。