新日本紀行から46年。山口県・光市を訪ねると市内にある周防猿まわしの会の劇場は2004年会は光市の無形文化財に指定された。中では1年ぶりの故郷での公演の稽古が行われていた。隊長の村崎與一さんは新日本紀行当時は大学生だった。父・義正さんの傍らで助手を務めていた。義正さんは会を立ち上げて12年後の56歳で亡くなった。次代を担う調教師の1人純平さんの相棒はQたろうジュニア。なかなか思うようにできない。光市での記念公演の日、120人の観客で会場は満席になった。どの技にも人と猿の執念がある。村崎さんたちの猿まわしは山梨県の河口湖町、熊本県の南阿蘇村でも楽しむことができる。