現行の危険運転致死傷罪は、飲酒運転や法定速度をはるかに上回る事故でも適用できないケースがあり、鈴木法相は先月の法制審議会総会で要件見直しについて諮問した。法制審では、アルコール濃度と速度の具体的な数値基準をどう設けるかが焦点になるが、交通事故の被害者遺族らはきのう、鈴木法相に要望書を提出した。この中では、数値基準を下回った場合でも危険、悪質な事案に適用できるよう現在の規定を維持し、事案ごとに柔軟な対応を求めている。
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