厚生労働省がおととし20歳以上の男女およそ5000人を対象に調査を行った。たばこを習慣的に吸っている人の割合は、男性が24.8%、女性は6.2%で、男女を合わせた喫煙率は14.8%となり、今の方法で調査を始めた2003年以降、最も低くなった。また、たばこを吸っている人の中で、“喫煙をやめたい”と思う人は、男性が21.7%、女性が36.1%。このほか、過去1か月に他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」を経験した人は、遊戯場で8.3%、飲食店14.8%、職場は18.7%ということで、こちらも前回の調査と比べて減っている。厚生労働省は、“改正健康増進法の施行で、喫煙率低下に一定の効果があったとみられる。喫煙をやめたい人の治療支援などを充実させていきたい”としている。