厚生労働省が発表した暫定値では、去年自殺した小中高校生は527人(前年比14人増)で1980年以降、最多となった。全年齢でみると、去年自殺した人は2万268人(前年比1569人減)で統計開始以降、2番目に少ない状況。全年齢で見た自殺の原因は「健康問題」が最多で、「経済、生活問題」「家庭問題」などとなっている。政府はこどもの自殺が増えた理由は不明としているが、関係者によると、今月31日に関係省庁連絡会議を開き、こどもの自殺対策への対応を議論するという。厚労省などは「悩みを抱えていたら専門の相談員に話を聞いてもらうなどしてほしい」と呼びかけている。