橋幸夫の認知症公表までの経緯を紹介。2020年頃から初期症状があり、2022年12月軽度のアルツハイマー型認知症を診断された。2024年12月中等度のアルツハイマー型認知症と診断されるが、中等度のため抗アミロイド抗体治療薬は適用外。夢グループ・石田社長は今月20日会見を開き「質問と返答が噛み合わないこともあった」と明かしたが、「歌はしっかり歌えた。曲が流ればステージに上り歌えた」という。本人は「歌手として最後までやり遂げたい」としてきょうもステージに上がる。アルツクリニック東京・新井平伊院長(認知症研究の世界的権威)がリモート生出演、「勇気ある行動」「(歌は)体に染み付いた魂みたいな技術、それを達成することは大きな力になる」「脳のダメージは一部、正常なところをいかに保つか、社会活動が低下すると衰える」などとコメント。伊藤聡子は「父はアルツハイマーで亡くなった。昔のことは覚えている」とコメント。認知症は増加傾向、2040年認知症は65歳以上の3人に1人になると推計される。初期のアルツハイマー型認知症の治療薬「レカネマブ」「ドナネマブ」は点滴治療、年間約300万円+診察費用で高額療養費制度の対象。中等度~の治療薬は飲み薬と貼り薬があり、有効期間は10か月程度、保険適用になる。