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「厚生労働省」 のテレビ露出情報

戦後80年、太平洋戦争における遺骨収集について。厚生労働省によると海外で犠牲となった人は約240万人。これまで日本政府などによる遺骨の調査が行われてきたが約112万人分の遺骨が未収容だという。太平洋戦争で多くの犠牲を出したのは南太平洋の島々での戦闘。ニューギニア島では多くの日本兵が戦闘だけでなく飢えや病で命を落とした。インドネシア側ではいまだ約2万人分の遺骨が見つかっていない。
ニューギニア島西部、インドネシアのワクデ島で先月末から3日間にわたり日本政府など遺骨収集のための調査が行われた。太平洋戦争中、米軍との戦闘で約600人の日本兵のほとんどが命を落とした。秀平さんは長年調査に参加してきた。強い思いの元となっているのは戦地でなくなった父の存在だった。岡山県笠岡市にある秀平さんの自宅には父の遺影が飾ってあった。父は赤痢・かっけを患い野戦病院で亡くなったと聞かされた。しかし埋葬の場所はわからず遺骨も見つかっていない。秀平さんはほかの日本兵の遺骨も探したいと考え、30年ほど前から政府の調査に参加するようになった。今回の調査では遺骨の目撃情報が寄せられた場所に向かった。これまでにワクデ島で見つかった日本兵の遺骨はわずか16人分。この日は銃弾・砲弾の破片、旧日本軍軍服のボタン可能性があるものや、旧日本軍の靴底の金属片が見つかった。2日間で2人分の遺骨が収集できた。いずれも成人男性で日本人の可能性が高いことが分かった。ワクデ島の調査が終わった翌日、別の場所で手がかりを探し続ける秀平さんの姿があった。秀平さんは「私たち遺児にとってはまだ終戦なんです。戦後じゃないんです」などと述べた。

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