高齢化を背景に死亡数が増加する中、解剖医の重要性が高まっている。厚生労働省によると令和6年5月の時点で11の県では大学などで法医解剖を行う常勤の医師が1人しかいない状況。4人以上は都市部が中心となっている。医学部に在籍する学生の多くは病院などで患者を診る臨床医を目指しているため、解剖医が進路として選ばれにくい現状がある。また、地域で解剖を担う大学の法医学の分野は正規の教員の枠に限りがあり、解剖医を目指したいと思っても正規のポストが埋まっていれば大学側は任期がある非正規の特任教員でしか採用できない。
