連続テレビ小説「虎に翼」の背景を解説するシリーズ。今回は「原爆裁判」について。解説委員・清永聡の解説。担当裁判官3人の中の1人が三淵嘉子さん。原爆裁判は1955年に広島と長崎の被爆者5人が国を相手に起こした裁判。原爆投下が国際法に違反するかどうかが真っ正面から争われた。ドラマは日本反核法律家協会が保管している当時の弁護士の記録を参考にした。弁護団は岡本尚一弁護士と松井康浩弁護士。日本反核法律家協会・大久保賢一会長は原爆裁判は現代に生きていると指摘している。三淵さんは退官後に日本女性法律家協会の会長に就任し、第2回国連軍縮特別総会が開かれる際に、他の女性たちと池袋駅の西口前に立って、核兵器廃絶を求める署名活動をした。