午後4時ごろ、東京・新橋で躍進した参政党の凱旋演説が行われた。きのうの選挙で自民党が大きく議席を減らしたことで、与党は過半数を割り込む結果となった。敗北から一夜明け、自民党の臨時役員会では総括のために近く両院議員懇談会を開くことなどが確認された。その後、同じく議席を減らした公明党代表との会談では今後も引き続き両党で政権運営にあたる方針を確認した。午後2時から行われた会見で石破首相は痛恨の極みなどと述べながらも続投の意向を示し、アメリカとの関税交渉や物価高対策に解決の道筋をつけると強調した。ただ衆参両院で少数与党となったため自公で政策を進めることが困難となり、野党との連携について問われると現時点では連立の枠組み拡大は考えていないなどと否定した。ただ党内からは石破首相が責任を取るべきとの声もあがっている。一方17議席を獲得し躍進した国民民主党の玉木代表は、石破首相続投の意向を厳しく批判した。また野党第一党の座は守ったものの22議席の維持に留まった立憲民主党の野田代表は、石破首相の続投の意思表明は説得力がないなどと話した。