2025年10月27日放送 21:54 - 23:10 テレビ朝日

報道ステーション

出演者
小木逸平 大越健介 ヒロド歩美 安藤萌々 松坂大輔 所村武蔵 細川栞 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
滞在ホテルも厳戒態勢

トランプ大統領が宿泊しているホテルの前より伝える。この時間も多くの人がホテルの前では警備にあたっている。ホテルの敷地内はアメリカ大使館の主導となっていて、軍用犬や金属探知機を使って、訪れるすべての車の中が入念にチェックされている。一方、ホテルの周辺は警視庁が管轄となっていて、数メートルおきに警察、警察車両が配備されていて囲むようにして警戒にあたっている。また、ホテル内部も厳重な警戒態勢がとられている。ロビーには多くのアメリカのシークレットサービスが巡回を行っていて、客室に繋がるエレベーターに乗る際には再度、金属探知機を使っての手荷物検査が行われている。宿泊者に話を聞くと、チェックインの時にトランプ大統領については知らされていたようだが、ワシントンDCから訪れているご夫婦は、まさかトランプ大統領と同じホテルに泊まるとは思わなかったと話していた。この厳重な警戒態勢はトランプ大統領が滞在している限り続くとされている。

トランプ氏来日 あす首脳会談

トランプ大統領にとっては6年ぶりの日本訪問。到着後、ただちに皇居に向かい、天皇陛下と面会した。そして明日、高市総理大臣と初めての日米首脳会談を行う。防衛や通商の分野で大統領は日本に何を求めてくるのか。高市総理にとっては早速外交手腕が問われる場面となる。

厳戒態勢の中 一目見ようと…

午後2時、都内はすでに厳戒態勢だった。六本木にある在日アメリカ軍のヘリポート周辺では、バリケードの準備が進められている。また、道路上を見てみると、検問も実施されている。警視庁が最大約1万8000人態勢で警備にあたるトランプ大統領の来日。普段なら観光客で賑わう皇居も、中に入ることはできず規制が行われている。警察が最終確認などを進めている。その頃、羽田空港では6年ぶりの大統領専用機・エアフォースワンの姿を捉えようと、多くのファンの姿が見られた。いよいよ午後5時ごろ到着。タラップを降りるトランプ大統領。その表情には少し疲れも見えるよう。早速、木原稔官房長官やグラス駐日大使などに出迎えられた。その足で向かうのは大統領専用のヘリコプター・マリーンワン。羽田空港から約20分をかけ、東京・港区にあるアメリカ軍のヘリポートへと移動した。大統領専用者・ビーストに乗り換え一路、皇居へ向かった。沿道の人に手を振る姿も見えた。午後6時すぎ、皇居に到着。車から降り笑顔で両手を広げると、感慨深げに天皇陛下の手を力強く握りしめた。約30分にわたる会見。ドジャースの大谷翔平選手の活躍について、陛下が「大統領が大谷選手を評価する発言をされていることを大変うれしく思った」と触れられると、トランプ大統領は「ピッチャーも良かった。日本は最近、良い選手をメジャーリーグに送り込んでいる」と返したという。これに対し陛下は「日本人の選手がアメリカ社会で温かく受け入れられ感謝している」などと述べられたという。最後にトランプ大統領から「ぜひホワイトハウスに来てください」と招待を受けると、陛下は感謝の意を示されたという。

6年前、令和初の国賓として来日したトランプ大統領。当時、安倍総理自らがカートを運転するなど、ゴルフ外交を徹底。現職のアメリカ大統領として初めての大相撲観戦では、大統領杯を手渡す見せ場を作るなど、異例のおもてなしを重ねた。夜には炉端焼きを囲んだ。おもてなしで守ったもの。日本側には当時行われていた貿易交渉をめぐり、トランプ大統領が難題を突きつけてくるかもしれないとの警戒感があった。しかし蓋を開ければ、この来日で何かが決まることはなく、アメリカ側の要求を聞き置いた形となった。それから6年、安倍外交を継承するとしている高市総理に、トランプ大統領は「素晴らしい話を聞いている。高市総理は私の友人・安倍元総理の偉大な盟友だった」と話した。あす開かれる日米首脳会談。8月の関税合意実施を確認する文書やレアアースなと、重要鉱物に関する覚書に署名する方向で調整されている。そのトランプ大統領を迎え入れる高市総理は早朝、マレーシアから帰国した。週末には1泊3日の弾丸日程で外交デビュー。ASEAN(東南アジア諸国連合)との首脳会議に出席した。冒頭3分ほどを英語でスピーチ。安倍元総理が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」の重要性を強調した。実は2日前、来日を前に初めての電話会談に臨んでいた日米首脳。2人の共通項は安倍元総理だったよう。今回の来日では安倍氏が生前使っていたゴルフクラブなどがプレゼントされる予定。また安倍昭恵さんとも面会する方向で調整が進められている。高市総理は今夜、SNSに「トランプ大統領 ようこそ日本へ!あすお会いし偉大な日米同盟を、一緒に一層強化していくための議論ができることを楽しみにしています」と投稿。

米側が要求? “対米投資”/米側が要求? “防衛費増額”/“防衛費増額” 高市総理どう臨む/米側が要求? “対ロ制裁強化”/アジア歴訪 最大の“関心”は/トランプ氏来日 あす首脳会談

あすには日米首脳会談が行われる。トランプ大統領は日本側に何を求めるのか。そして高市総理はトランプ氏とどう対峙をするのか。ワシントン支局の梶川幸司支局長に聞いていく。アメリカ側はどのような要求をしてくるのか。予測の難しいトランプ大統領のことだから、実際には蓋を開けてみないことには何が飛び出すかわからないが、まずは日本が関税協議で約束をした巨額の対米投資、防衛費の増額、ロシア産エネルギーの輸入停止の3つが、可能性としてある。巨額の対米投資だが、今年7月に合意した「日米関税交渉」での約束をさす。日本への相互関税率は当初は25%だったが、15%に引き下げられた。と同時に約束がある。日本からアメリカへの投資ということで、自動車、半導体、エネルギーなど、9つの分野に5500億ドル(約80兆円)の投資を約束した。防衛費の増額についてだが、現在日本の防衛費はGDP比1.8%となっている。先週高市総理は今年度中に2%に増額する方針を表明した。トランプ大統領は今年6月には、NATO加盟国に対し防衛費の増額の圧力をかけて、その結果、2035年までに防衛費をGDP比で5%に引き上げる新たな目標で合意している。日本には水面下でGDP比3.5%への増額を求めているとされる。高市総理は2つ準備している。1つは防衛費のGDP比2%を前倒すという話。もう1つは安全保障に関する3つの文書があるが、これを改定する。つまり防衛力をより現代化して強化していくという話。裏を返すと防衛費を2%からさらに引き上げるということを暗に示している。もう1つ言うと、NATOの5%の話にヒントがあって、5%の内訳を見ると3.5%が防衛費だが、残り1.5%はインフラ整備とかを乗せる。だから日本も幅広い要素を防衛費に乗せて、より額を多く見せるというやり方もあるのではないか。色んな策を模索しているのが現状。

ロシア産エネルギーの輸入停止について。日本企業が関わるサハリンでの石油・天然ガス開発事業があるが、日本は「サハリン2」からLNG(液化天然ガス)を輸入している。ロシアの輸入量は、全体の約1割にあたる。トランプ政権はサハリン2に関する取引は、対ロ制裁の対象外とする特例措置を講じてきたが、その期限を12月19日に迎える。そんな中でロシアに対する経済制裁の一環として、今月15日、ベッセント財務長官が加藤財務大臣(当時)に対し、ロシア産LNGの輸入を停止するよう求めた。トランプ氏が日本に滞在する狙いはどういうところにあるのか。今回のアジア歴訪で、トランプ大統領にとって最大のイベントは、木曜に予定されている中国の習近平国家主席との会談にある。その大一番の会談を前に日本に来て、高市総理と会って、日米同盟の結束を確認するという狙いがあるが、それだけ日本を重要視していることの表れとは言えると思う。ただ2期目のトランプ政権は未だに明確な対中国政策と呼べる方針が固まっているわけではない。これから中国とどう向き合っていくのか日米でしっかりとすり合わすことができるかどうかも、重要なポイント。

高市内閣 支持率58.7%

高市内閣だが、番組が行った最新の世論調査で支持率が6割近くにのぼることが分かった。高市内閣を支持すると答えた人は58.7%で、先月の石破内閣の時より24.4ポイント上昇した。特に若年層の支持が上昇していて、18~39歳は66.8%と、先月の調査の15.4%から急増した。あす行われるトランプ大統領との会談で、日米の協力関係がどうなるか聞いたところ、よくなると答えた人が25%、変わらないという人が61%などとなっている。各政党の支持率については、自民党、日本維新の会、立憲民主党、公明党などが上昇する一方で、国民民主党、参政党などは低下した。

日経平均 史上初の5万円超

きょうの日経平均株価は史上初めて5万円を突破した。きょうの日経平均株価は取引開始直後に5万円の大台を超え、先週末からの上げ幅は1200円を超えた。アメリカの主要な株価指数が最高値を更新したことや、米中貿易協議で中国がレアアースの輸出規制を1年延期する代わりに、アメリカが中国に対して100%の関税の発動を見送ると伝えられ、米中貿易摩擦への懸念が緩和したことで株高につながった。終値も5万512円と史上最高値を更新した。

秋田県知事「マンパワー限界」

秋田県の鈴木健太知事が投稿したSNSの画面を紹介。県内で続くクマによる深刻な被害に「もはや県や市町村のみでは対応できない」として、「自衛隊派遣の検討を要望する」と投稿。政府からの支援を求めた。秋田市では今朝も親グマが子グマ2匹を連れて人里に降りてきたのだろうか。果実をもぎ取って食べている。秋田県では今年度、クマの被害で2人が死亡、52人のけが人が出ている。きょうは秋田市で女性の遺体が見つかった。遺体の損傷が激しく付近ではクマの目撃情報があったそう。鈴木知事によると、今年はすでに1000頭以上駆除してきて、自治体として対応できる状況ではないという。クマでの自衛隊出動は過去にもあった。1962年の北海道標津町。牛や馬、数十頭がヒグマに襲われ、2人が死亡。この時は「災害派遣」要請を受けての出動で、駆除を目的としたものではなかった。役場に残されていた記事の切り抜きを紹介。猟師が当時の様子を直筆で綴っていた。鈴木知事も今回、災害派遣を念頭に防衛省へ緊急の要望を行う考え。鈴木知事は陸上自衛隊に入隊して幹部候補生学校に入った経歴を持つ。今の法律では自衛官が武器を用いてクマの駆除をすることはできないとの認識。あす小泉防衛大臣に直接面会し、防衛大臣らは緊急性、公共性、非代替性を勘案して、自衛隊を派遣するか判断する。クマでの災害派遣だけではなく、深刻なエゾシカによる獣害でも、自治体と自衛隊が連携したケースがある。自衛隊は上空から群れを探してハンターの待ち受ける場所に追い込んだり、猟友会が駆除した後の運搬を担当したりして、ハンターの負担を軽くした。今回は鈴木知事の言うように、自衛隊の力を借りなければならない程、逼迫した状況なのか。例えば人口7600人ほどの五城目町の役場に聞くと、「日の出から日の入りまでという形で対応している状況。時間に決まりがない部分がある。土日も業務がある。猟友会の高齢化等により人数不足もあるし、わなの設置等における労力も限界、長く続くものではない」と話していた。

ルーブル強盗団 内部に共犯者か

被害総額およそ155億円相当。国宝級の品々が白昼堂々盗まれたルーブル美術館窃盗事件から1週間。事態が大きく動き出した。地元メディアによると容疑者は2人で1人は空港でアルジェリアに向けた出国手続きを終えた直後に逮捕されたということだ。もう1人もマリへ国外逃亡の準備をしているところを逮捕。2人ともフランス国籍を持つ30代で窃盗の犯罪歴がある。これで、4人の犯行グループとみられるうちの2人が逮捕されたことになるが、捜査は更にその一歩先に進んでいる。ここにきて美術館内部に共犯者がいたという情報が出てきた。内通者の可能性はその手際の良さから当初から指摘されていた。当局や現地メディアなどの情報を総合すると、手口はこうだ。強盗犯のうち2人が高所作業車を使ってアポロンギャラリーの2階バルコニーに上がり工具を使ってガラスを破壊。内部に侵入すると一目散に部屋の中央にあるショーケースに近づき破壊して中のものを盗み取ったとみられている。ガラスを割るのに、およそ3分、侵入してから脱出までは4分というまさに電光石火の犯行だった。美術館の館長からも「」と証言している。内部の共犯者が防犯カメラの情報を漏らしていたかどうかは分からないが結果的に事件の覚知が遅れ逃亡が成功したことは事実。2人はリフトを使って地上に降り待っていた仲間のスクーター2台に乗って、逃げたとみられている。まだ残り2人の強盗犯の行方も盗まれた品々のありかも分かっておらず当局は100人規模の態勢で捜査に当たっている。

さいたま市で住宅全焼

きょう午前4時半過ぎ、さいたま市緑区で「建物が燃えている」と火が出た家の近くに住む人から119番通報があった。火はおよそ3時間半後に消し止められたが木造2階建ての住宅が全焼した他隣接する住宅の一部も焼けた。警察によるとこの家には80代の父親と50代の家族2人が住んでいるが連絡が取れていない。警察は遺体の身元の特定を進めるとともに出火原因を調べている。

高輪ゲートウェイ駅近くで“不発弾”

JR山手線の高輪ゲートウェイ駅近くの工事現場で不発弾らしきものが出てきたと110番通報があった。警視庁などによると作業員が重機でトンネルを掘る作業をしていたところ地中から長さおよそ50cm、幅30cmの不発弾のようなものが見つかった。爆発する恐れはなくその後、撤去されたという。

旧統一教会 韓鶴子総裁が出廷

旧統一教会の総裁韓鶴子被告が公判準備手続きに出席した。初公判を前に争点の整理などを行う公判準備手続きがソウル中央地裁で開かれ韓被告本人が出席した。韓被告は旧統一教会の元幹部と共謀し尹錫悦前大統領の妻や側近に金品を贈った政治資金法違反などの罪に問われている。被告側はこれまでの取り調べで元幹部の独断だと関与を否定。本格的な裁判は来年奥社経とた9月の「はやく起きた朝から始まる予定だという。

“核搭載可能な新兵器”誇示

アメリカのトランプ大統領が対ロ制裁にかじを切る中、ロシアのプーチン大統領は核搭載可能な新兵器を誇示した。ロシア大統領府は、軍服姿のプーチン大統領が開発中の原子力推進式巡航ミサイルブレベスニクの発射試験についてゲラシモフ参謀総長から報告を受ける様子を公開した。試験は21日に実施されおよそ15時間。1万4000kmを飛行したとしている。トランプ大統領は27日、プーチン大統領がやるべきなのはミサイル実験ではなく戦争を終わらせることだと述べた。

(気象情報)
気象情報

全国の気象情報を伝えた。

(スポーツニュース)
世界のスーパースターが激突

サッカー、スペインリーグではレアルマドリードとバルセロナとの伝統の一戦が行われた。レアルマドリードフランス代表、エムバペがオフサイドラインギリギリを圧倒的なスピードで破り先制ゴール。対するバルセロナ。得意のパス回しからスペイン代表、フェルミンロペスが同点ゴール。その5分後、レアルマドリードがチャンスを作るとイングランド代表、ベリンガムが決勝点。レアルマドリードが通算106勝目を挙げた。

スーパースター不在の中

NBAレイカーズはレブロンジェームズとドンチッチの二大スターがけがで欠場する中八村塁が奮闘。第1クオーターだけで10得点とチームを引っ張る。すると、もう1人躍動したのがポイントガードのリーブス。2ウェー契約からのし上がった苦労人も活躍。キャリアハイとなる51得点でスター不在のチームを勝利に導いた。

伊藤大海(28)沢村賞受賞

先発ピッチャーの最高栄誉「沢村賞」が発表され日本ハムの伊藤大海が初受賞。今シーズンは14勝で2年連続の最多勝、195奪三振でリーグ2冠。更に際立ったのが投球回と完投数。分業制の時代に12球団断トツの196イニングを投げ、最多6完投。先発として高い評価を得た。日本ハムの選手ではダルビッシュ有以来18年ぶり2人目の快挙だ。

世界一へ グラウンドでも家庭でも

ドジャースの本拠地ロサンゼルスでの第3戦を前に大谷翔平選手が世界一をかけた戦いについて話した。きょうは明日先発のグラスノーや佐々木朗希はキャッチボールをした。あさっての第4戦先発の大谷はブルペンで30球ほど投げ込んだ。会見での話題は敵地でブルージェイズファンから起こった「お前はいらない」というあの掛け声について。大谷は「家庭でも言われないようにしたい」と話していた。

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