高額療養費制度の負担上限額の引き上げを見送ったことを受けて政府与党はおよそ100億円の費用が必要になることから、参議院で審議中の新年度予算案を再び修正する方針。これを受けてきょう午後、衆議院予算委員会の理事懇談会が開かれ安住委員長は参議院の鶴保予算委員長と会談した結果、参議院で予算審議中であるもののあす衆議院で委員会を開くことに理解を得られたと説明した。そして与野党はあす午後、石破総理大臣と関係閣僚に出席を求めて質疑を行うことで合意した。参議院で予算審議中に衆議院予算委員会が開かれるのは異例のこと。一方、自民党の西田昌司参議院議員は党の参議院議員総会で「現在の党の体制では夏の参議院選挙で戦えない」として新年度予算案の成立後、石破総理大臣に代わる新たな総裁を選び直すべきだという考えを示した。