石破総理大臣は読売テレビの番組で衆議院の解散を巡り、“衆参同日選挙”の可能性を問われたのに対し「政府として、こういう予算や法律が正しいと思うと説明し審議しても国会にだめだと言われた場合、国民に決めてもらおうというのが憲法の仕組みだ」と述べた。そのうえで「参議院選挙と衆議院選挙を同時にやってはいけないという決まりはない」と述べ、来年の通常国会で内閣不信任決議案が可決されたり予算案が否決されたりした場合、夏の参議院選挙に合わせた衆参同日選挙を行うこともありうるという認識を示した。また、野党との政策協議の状況次第では来年度予算案の修正を検討するのかと問われ「理屈の通ったものであり国会の意思がそうであるならば膨大な作業になるが当然やらなければならない」と述べた。一方、アメリカのトランプ次期大統領との会談については「きのう、岸田前総理大臣と『日程が合うなら来月20日のトランプ氏の就任前に会ったほうがいいかな』という話をしたが、就任後のほうがいいという考え方もある」と述べ、水面下で調整が続いていると説明した。