土曜日の午前に開かれた参議院財政金融委員会。野党側が提出し、きのう衆議院を通過したガソリン税率廃止法案の質疑が行われた。午後、自民党の三宅委員長が散会を宣言し採決は見送られた。これに対し、立憲、維新、国民、社民の野党4党は法案の採決を拒む与党の姿勢を容認する委員長はふさわしくないとして、三宅委員長の解任決議案を提出。解任決議案は与党側の反対で本会議には諮らないことが決まった。ガソリン税率廃止法案は廃案となる見通し。立憲民主党の水岡参院議員会長は、この終わり方は残念至極、反対なのに反対の表明すらしない、国会議員としてあるまじき行為だと批判。自民党の松山参院幹事長は、財源の裏付けなしに廃止だけを決めることは責任政党として到底容認できない、十分に議論を尽くさないまま秘訣するのは熟議の産院としてはふさわしくないと述べた。第217通常国会は事実上閉会となった。