NASAが打ち上げた民間の宇宙船クルードラゴンに乗り込んだ4人の宇宙飛行士は30時間の宇宙の旅を終え、間もなく国際宇宙ステーションにドッキングする。参加する宇宙飛行士全員がそれぞれ別の航空宇宙機関の所属というのは今回が初めて、打ち上げは26日朝、アメリカ・フロリダ州のエネディ宇宙センターで行われた。宇宙センターまでは1日ちょっと、何日もかかった90年代とは大違い。今回のミッションで注目されるのは国際協力。国際的な対立が深まっていても宇宙に関してはつねに合意がある。宇宙はすべての人のための場所だからだという。アメリカのジャスミン・モグベリ宇宙飛行士はニューヨーク州のロングアイランド育ち、海兵隊の元パイロットで2人のお子さんがいる。宇宙飛行士としての訓練を活かす時きたことにわくわくしていると話している。ミッション開始に先立ちNASAは商業フライト用の超音速旅客機開発の可能性を検討中だと発表した。航空機大手2社、ボーイングとノースロップ・グラマンとの提携のもと、超音速フライト実現へのロードマップを策定するとしている。宇宙旅行に関して、胸を踊るニュースが続いている、これからの5年、10年で更に多くの成功事例を積み重ね能力を高めていけばさらにスピードがあがるという。