キャスターの小倉智昭さん(76)。小倉さんは先日、書籍を出版。「とくダネ!」で共演していた古市憲寿さんがインタビュアーを務める形で自身の生い立ちや番組の舞台裏など、これまでの人生を語ったもので、タイトルは「本音」。小倉さんは2016年膀胱がんを公表。その後もがんの転移が判明するなど闘病を続けている。小倉さんが今伝えたい思いとは?ハリー杉山に胸の内を語ってくれた。1999年に始まった「とくダネ!」は22年間続く長寿番組で小倉さんはメインキャスターだった。膀胱がんは尿をためる臓器・膀胱にできるがん。小倉さんは微量の血尿が出たことを疑問に感じ、医師の診察をうけたところ判明したという。がんになったことを「とくダネ!」の生放送で公表。このときの手術ではすべてのがんを取り除けず、2年後には膀胱を全摘出。さらに2021年膀胱からがんが肺に転移していることが判明。仕事を控え、休養することに。このときの闘病生活で小倉さんは三途の川をみたそう。仕事に復帰した小倉さん。この日から約1年後の去年、今度は血液をろ過して尿を作る臓器、腎臓にがんが見つかり、去年12月左の腎臓を全摘出。周辺に広がったがんも今月末から本格的な治療に入るという。がんと闘いながら前を向く小倉さん。がんと戦う原動力は持ち前の負けん気の強さ。これまで事細かに自分のがんについて語ってきた理由は長年自分の言葉で情報を発信し続けてきたキャスターとしての使命感。小倉さんは「奥さんと一緒に船に乗って日本を一周しようとか、夢見てる人いっぱいいるだろ。なるべく若いうちにやっといた方がいいよ」と話した。