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「古賀市役所」 のテレビ露出情報

佐賀県唐津市にある「老犬ホームぱーとなー」。この施設では、利用者から高齢の犬を預かり、24時間体制で介護や世話をしている。施設を運営する中島達也さんは、飼っていた犬が高齢になり、犬の老後について調べたことをきっかけに、この施設をオープンした。ペットフードの質の向上や、医療の進歩などにより、飼育されている犬の平均寿命は、2020年度で14.1歳と、2009年度の13.1歳から増え続けている。人間で言うと70~90歳にあたり、身体機能や認知機能の低下が出てくるため、介護が必要になってくる。17歳の愛犬を預けている吉元洋子さんは、夫の体調悪化により世話が難しくなり、3カ月前から預けている。この日は様子を確認するため、週に一度の面会にきた。飼い主もペットも高齢となるペットの老老介護は、今深刻な社会問題になっている。たくさんの高齢犬と関わってきた中島さんは、ペットに幸せな最期を送ってほしいと話す。
ペットの老老介護の負担を軽くするための取り組みは自治体でも行われている。福岡県古賀市は、ペットを飼う高齢者の急な死亡や入院に備え、一昨年からペットと暮らすシニアの備えサポートという仕組みを導入している。ケアマネージャーと市の環境課が連携して飼育状況を事前に把握し、緊急時のペットの預け先や引き取り先をあらかじめ決めておくというもの。実際に事前に市と面談しておいたことで、愛犬をスムーズにペットホテルへ預けることができたケースもあったという。少子高齢化が急速に進む一方、ペットの寿命は伸び続けている。ペットの老老介護が今後さらに増えると予想される中、サービスや制度を活用しながら、最期までペットに寄り添うことが求められている。

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