魚好きがこうじて、魚の剥製を本格的に作っている高校生が岐阜県可児市にいる。通信制の高校で学ぶ17歳の前城光琉さん。剥製の出来栄えは、プロも唸らせる。可児市で生まれ育たった光琉さん、幼稚園の時に発達障害があることがわかった。魚が大好きだった光琉さん、4年前家族で釣りに出かけた際、釣具店で剥製と出会った。以来、光琉さんは剥製作りに夢中になった。父親が自宅をリフォームして作った工房で、ネット上の動画などを参考に日々制作に励んでいる。剥製作りは、型作り・皮かぶせ・色づけの工程がある。光琉さんは魚の「表情」にもこだわり、水中でのエラの膨らみや口の開き方などもリアルに再現する。母親は剥製作りに没頭する光琉さんに当初は戸惑ったものの、次第に作品をSNSで紹介するなど応援するようになったという。