台湾・台南は歴史的な建物が残り、“台湾の京都”とも呼ばれている。台南の代表的なグルメがエビなどでとった出汁に醤油で煮込んだひき肉をトッピングした「タンツーメン」と新鮮な生牛肉に熱々の牛肉スープをかけた「ニュウロウタン」。中継場所の後ろに映る古い建物は砂糖工場の倉庫だった建物。日本が統治していた1906年、最新の砂糖工場を建設。1998年に産業が衰退、砂糖の生産を中止。現在はアート作品を展示する文化公園として生まれ変わった。倉庫などの建物は工業の遺産として整備され、14棟が残っている。工場内には専用の鉄道が整備されていて、原料のサトウキビや生産された砂糖などを運んでいた。砂糖工場の医務室、看板には「台南市文資建材銀行」とある。建材をお金のように社会で循環させて再利用を目指す組織。解体される建物から木材などを無料で回収、修復工事の現場に無償で提供。台南市が年間約1400万円の予算を負担。