創業70年という歴史を持つ店が今月いっぱいで閉店するという。東京・台東区にある活字を販売する店から中継。棚には約1600もの木製のケースがずらりと並んでいるが、活版印刷に使われる活字が収められている。活字の大きさは大小さまざまで、木製のケース1つに約2000〜3000の活字が収められているという。こうした活字販売店は都内だけで30軒ほどあったそうだが、活版印刷の衰退とともに活字の需要も減り、今では数えるほどになったという。この会社では地元の会社を中心に活字や名刺などの印刷物の販売をしてきたほか、最近はSNSで閉店を知った若い女性からの注文が増えているという。社長・大塚利明さんに記者の名前の名刺を作ってもらう。作業工程、出来上がった名刺を紹介。70年を振り返って大塚社長が感謝の言葉、閉店することへの寂しい気持ちを述べた。この活字は5月31日まで誰でも買うことができる。