台湾の周辺で中国が軍事演習を行う可能性が伝えられる中、台湾側は「中国が多数の艦艇などを連日展開している」として警戒を続けている。中国国防省は報道官のコメントを発表し「演習をするかどうかやいつ行うかは必要性や状況に応じてみずから決定する」と述べた。一方、台湾国防部は「日本時間のきょう午前7時までの24時間に、中国の軍用機延べ12機と艦艇や公船合わせて23隻が台湾周辺で活動しているのが確認された」と発表した。また台湾で沿岸警備を担当する海巡署はきょう未明に中国海警局の船9隻の活動を確認し巡視船を派遣して監視を行ったという。中国は台湾の頼清徳総統が外国訪問中にハワイやグアムに立ち寄り米国議会の要人と電話で会談したことなどに強く反発していた。