300年以上前から富山市八尾町に伝わる「おわら風の盆」は、実りの秋を前に風の災害が起こらないことを願い五穀豊穣を祈る県内を代表する伝統行事。今月1日から3日まで行われたことしの「おわら風の盆」の人出について運営委員会によると、初日の今月1日は約7万人、2日目は約2万人、3日の最終日は約4万人で、あわせて約13万人が訪れたという。ただ去年の同じ期間と比べると約6万人少なくなっていて運営委員会では、台風10号の進路について予想が何度も変わり遠方から訪れようとした人が旅行を取りやめるなどしたことが影響したとみている。おわら風の盆行事運営委員会は「天候状況などの問い合わせが相次いだが、心配された中でも予定どおり開催できてよかった。来年も無事に開催したいと思います」としている。