店側は新米が流通することで品薄解消への期待を期待しているというが、三河屋精米店・鈴木康夫さんは「今までこんなに上がったことがないくらい価格が上がった」などと話している。新米の流通や価格影響を及ぼしかねないのが台風で、農林水産省は台風10号に関する被害状況として、九州を中心に16県で農作物等の被害があったと報告。霜島農園では収穫間際の稲にも影響が出ていた。台風10号の影響で河川が濁流と化し用水路に水を引き込めず、田んぼに水がない状態が長引くと一部の米粒が生育不十分となって全体の収穫量が減少し、出荷価格を上げざるを得ない恐れもあるという。野菜に関しても九州産を中心に影響が出ている。葛飾区のスーパーでは、台風10号の影響で収穫や輸送が出来ない野菜があるといい、産地を変えるなどの対策をとっているものの数が限られるという。さらに関東近郊で栽培される野菜にも影響があり、価格が落ち着くのは来週以降の見通しだという。