8月11日に台風15号が茨城県に初上陸した。染野さんの田んぼには台風が近づいていた。見回りを終えた従業たちだったが、午後11時には台風は坂東市の南を通過し、強い風が夜中まで吹き続けた。翌朝、コシヒカリの田んぼは穂が倒れていたが、一度倒れると稲刈りできたとしても収穫量は減ってしまう。一方とうごう44号は穂が倒れることはなかった。背丈が低く、茎も太く、倒れづらく収量が安定している。9月下旬には田んぼは一面黄金色に。とうごう44号には実がぎっしりついていた。初めての収穫が行われたが、その収量は同じ面積でコシヒカリの1.4倍に。娘婿の照大さんがコンバインを操作していたが、染野さんの期待もひとしお。5日後に、とうごうが炊きあがった。その味の感想に染野さんは甘味と粘りがあり輝きが良いと答えた。
