きょうは、デビューから46年を迎えた俳優・かたせ梨乃さん。かたせさんは大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で、吉原の女郎屋のおかみ役を演じる。かたせさんは今回河岸見世のおかみ役とのことで、自分のつとめをしなければいけないすごく悲しい仕事だと話した。主人公蔦屋重三郎が女郎たちのお昼の休憩時間の様子を本にして世に送り出すシーンについて、一瞬の夢の世界のためだけに生きているので、自分のことを描いたページを見つけたらすごく嬉しかったと思うと語った。若い頃に女郎役で出演した映画「吉原炎上」を思い出したという。自然に昔に自分自身が戻っていく、当時撮影していたときの気持ちに戻っていく感じがしたと話した。また遊女を演じる立場から理解して支えるおかみさんの立場に変わったことで、当時監督から教えて頂いたことを伝えるというお力になれるかな、現場の熱で伝えることも大事だと話した。