「韻を踏むと気持ちいいのはなぜ?」という問題。正解は「リズムと驚きを同時に味わえるから」。韻を踏むとは似た響きの音を繰り返すこと。韻には脚韻と頭韻の2種類がある。脚韻とは言葉のおしりの母音を揃えること。頭韻は言葉の頭で繰り返す韻。日本最古の歌集「万葉集」でも韻が使われている。毎年掲げられる都道府県のキャッチコピーでも使われている。韻から生まれるリズムが人々を気持ち良くさせる要因だという。また、制約から生まれる驚きも要因のひとつ。多くの制約を乗り越えた韻はスポーツのスーパープレーを見たときのような、驚き・達成感を感じさせてくれる。そこで韻を踏んだときの脳波を調べた。解析の結果、韻を踏んだとき、幸福感・集中力・リラックスに関係するα波が大きくなっていた。ラッパーの脳も調べたところ、韻を踏んでいるときはリラックスしていた。リラックス状態になることで脳全体が働くため、脳全体から言葉を引き出せることが分かった。
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