「令和のコメ騒動」とも称される深刻なコメ不足。猛暑や外国人観光客の急増などが要因とされ、列島がコメ不足に陥る一方、農林水産省は3日、ことし1−7月のコメ輸出量は前年同期比2割以上増え、過去最高となっていたことを発表。6月末時点でコメの民間在庫量は156万tと統計開始から過去最少を記録。大阪府が緊急調査を行ったところ、8割の小売店でコメの品切れが発生していることが判明。先月26日、吉村知事が政府に備蓄米放出を要請。吉村洋文知事は「政府の備蓄米が約100万tある。需給がひっ迫しているのであれば倉庫に眠らせておく必要はない」、坂本哲志農林水産大臣は「コメの需給や価格に影響を与えるおそれがあるため慎重に考えるべき」と述べた。この秋収穫される新米に期待がかかるが値上げが懸念されている。