来年で終戦80年となるのを前に放送される太平洋戦争真っただ中にタイムスリップした家族を描くドラマ「終りに見た街」。家族は、兵士から怪しまれ身の危険を感じたことから疎開を決意する。同じく過去の世界に迷い込んだ知人の親子とともに生き抜いていく。番組が注目したのが世代間ギャップのシーン。大泉洋さんが演じているのは戦争経験のない脚本家。今回脚本を担当した宮藤官九郎は主人公に「実感を伴わない主人公の“反戦”が、この苛烈な物語を通じて実感を帯びていく大きな流れを意識して書いた。彼らに感情を乗せることで戦争の愚かさを感じることができると思う」との思いを託している。