同性どうしの結婚を認めない法律の規定が憲法に違反するかどうかが争われた裁判。きょう東京高等裁判所で判決が言い渡される。清永聡解説委員が「原告は男性同士、女性同士の同性カップルなどで、婚姻を認めないことが憲法上、許されるのかどうかが争われている。国はこの両性とは男女のことだとしているのに対し原告は限定していないと反論している。また、婚姻に関する個人の尊厳、さらには法の下の平等も争われている。全国で同様の裁判6件起こされているが、今年3月初の高裁判決となった札幌高裁は3つの点でいずれも憲法違反と踏み込んだ。東京も一審は違憲状態だった。各地で憲法違反や違憲状態が続き、ここまで合憲は1件のみ。弁護団によると、パートナーシップ制度を導入した自治体は500近く、人口カバー率は88%以上。今日は一連の裁判で東京高裁最初の判決。今後の各訴訟の流れにも影響しかねないため注目が集まっている」とスタジオで述べた。