東京・大田区にある商店街。ここに、今年に入って売上が急増している店がある。「パレットプラザ」写真のプリントや撮影がメインのチェーン店だが、客が取り出したのはVHSテープ。これをDVDにダビングしてほしいという注文。今、VHSのダビングの注文が殺到している、料金は1本辺り2200円。なかなかの値段だが、月に300本ほどは来ると言う。注文数は去年の3倍以上、なぜ今これほどまでに増えているのか。客が焦るわけは、2025年問題。発端はユネスコが発表した警告「マグネティックテープアラート」。店にやってきた近所に住む田中惇子さん、30年以上前の思い出のテープをダビングに持ってきた。9月上旬、再び店を訪れた田中さん。DVDが出来上がり、そのまま自宅で鑑賞会がスタートした。
パレットプラザと提携しているダビング工場には、毎日大量のVHSテープが全国各地から運ばれてくる。そのため、多くのダビング機器がフル回転、工場には150台ものビデオデッキに8ミリビデオなどのカメラが80台。さらに、フィルム用の映写機も12台用意している。スタッフは総勢30人、ほぼ手作業でダビングに追われていた。中でも一番大変なのは、テープが劣化する一番の原因である湿気で発生するカビを取り除くため、特殊な機械にかけること。このようなダビング業者がここ数年増えているという。
パレットプラザと提携しているダビング工場には、毎日大量のVHSテープが全国各地から運ばれてくる。そのため、多くのダビング機器がフル回転、工場には150台ものビデオデッキに8ミリビデオなどのカメラが80台。さらに、フィルム用の映写機も12台用意している。スタッフは総勢30人、ほぼ手作業でダビングに追われていた。中でも一番大変なのは、テープが劣化する一番の原因である湿気で発生するカビを取り除くため、特殊な機械にかけること。このようなダビング業者がここ数年増えているという。