東京・池袋駅の地下街にある金券ショップ・J・market池袋東武ホープセンター店。多い日には約400人が訪れる。女性は東京−新大阪間の新幹線チケットを500円引きで購入。年金暮らしの女性は1万円分の「図書カードNEXT」を350円引きでゲット。鹿児島県在住の男性は地元の店でも使える全国チェーンの飲食店の食事券を東京出張のたびにまとめ買いしており、この日は1万1130円を購入し1000円以上節約した。午前10時過ぎ、切手を大量に購入した女性。ビルメンテナンス会社で経理を担当。仕事で使う10円100枚、120円30枚、140円30枚、計8800円分を8448円で購入。月1度は大量購入しており、年間約5000円の経費削減になるという。節約のため通い、ショップのポイントカードもいっぱい。景品のクオカードは会社の皆で使う。
行楽の春、ゴールデンウィークを目前に人気の商品がある。私鉄各社の株主優待乗車証。1枚で始点から終点まで乗車可能。女性は小田急線の乗車証を600円で購入。新宿から小田原まで通常910円かかる料金が310円の節約に。ゴールデンウィークなどの大型連休明けは需要が下がり、値段が下がるという。午後3時30分過ぎ、男性が手に入れたのはJR全線の普通列車の自由席が5日間乗り降り自由になる青春18きっぷ。突如格安ご当地グルメ旅を思い立ちホテルを予約したものの発売期間が終わってて青春18きっぷが買えず、旅行当日に金券ショップで1万2050円を200円引きで購入。静岡県から愛知、関西をまわる2泊3日の旅へ。新幹線の場合、約3万5000円となる。
元同僚への贈り物はお菓子と150円引きで購入した5000円分の働いていたレストランの食事券。鉄道員の男性もお礼の贈り物を購入。「図書カードNEXT」を105円引きで購入。去年9月、結婚式を挙げた男性。ウェルカムボードをデザインしてくれた後輩へのお礼。金券ショップの店員さんも愛用するというイチオシの金券は「日専連ギフトカード」。スーパーや百貨店のほかにホームセンターや家電量販店など使える店は約10万店。1000円分の商品券は1枚17円引き。
この日、ちょっと変わったものを購入する男性が。警備員の川西さんはことしのお年玉付き年賀はがきを購入。通常1枚63円がこちらでは60円で、5枚購入し15円の節約。川西さんは大のアイドルファン。雑誌の出版社に推しのアイドルグループを起用してくれたことへのお礼を伝えるはがきを書いていた。息子へのご褒美を買いに来た男性。足立区で開催されたマラソン大会に参加し完走。男性が買ったのはアイスクリームチェーン・サーティワンのギフト券。2310円を2000円で購入。30代男性はテレホンカード（50度数）を425円で購入。あえてスマホを持っておらず、公衆電話で電話をしている。