女子スケートボード・ストリート界のミライ☆モンスター上村葵さんの練習に密着した。平日は毎日4時間練習。指導するのは父・大介さん(45)。専属コーチはつけず、親子二人三脚で練習している。スケートボード・ストリートは階段や手すりなどの障害物が設置されたコースを使い、自由に45秒間滑る「ラン」、1つの障害物で1つの技を行う「ベストトリック」の2つを行い、点数の上位数本の合計で競う。パリ五輪で金メダルを獲得した吉沢恋選手の映像を使って説明した。去年世界一となった上村には高得点を狙える大技が3つある。第3位は「フロントテールブラントスライドバックサイドショービットアウト」。レールに後ろ足で乗りボードを立てて180度平行回転させ着地する技。第2位は「バックサイドノーズブラントスライド」。背面にあるレールに飛び乗りボードの先で滑る技。第1位は「フロントサイドベネットグラインドリバート」。180度回転して後ろ向きで手すりにジャンプ。手すりのボードの前の金属部分だけをかけ180度戻して着地する技。女子は誰もやっていない成功率5%の大技で大会ではまだ成功していない。この日の練習では20回やって成功は1回だけだった。スケートボードは恐怖心との戦い。3年前の密着でも父に「恐怖心に負けている」と指摘されていた。父が胸の内を明かしてくれた。「ケガが心配。ずっと神様にお願いしている。最終決断は葵なので意志をバックアップするだけ」などと語った。葵さんは「一番信じられるのは家族。そこに相談するのが一番」などと語った。
葵さんの自宅を訪問すると、スケートボードグッズや大会のトロフィーが並んでいた。子供向け教室で教えた際に飾ってくれたボードもあった。最近は教える機会も多くなり、プレーするのも教えるのも大好きだという。葵さんの部屋には「たべっ子どうぶつ」グッズがたくさんあった。「さる」が一番好き。1年で100個以上のグッズを集めた。クローゼットの中には「ど派手なパンツ」。スケートボードをする時はパンツの色を変えてテンションを上げるという。
大阪府吹田市で行われた日本スケートボード選手権・女子ストリートには日本のトップスケーター28人が出場。パリ五輪金メダルの吉沢恋選手、銀メダルの赤間凛音選手も出場。葵さんは予選を突破して準決勝へ。ラン2本(得点の高い1本)、ベストトリック5本(得点の高い2本)で上位8人が決勝に進出する。ラン1本目は吉沢が74.90、葵さんは転倒して24.28。葵さんの2本目は53.34で8位だった。ベストトリックで順位を上げたい葵さんは2本目で大技バックサイドノーズブラントスライドに挑戦。見事に成功して81.62の高得点だった。3本目の「フロントテールブラントスライドバックサイドショービットアウト」も成功し、準決勝最高得点の86.37。3位で決勝に進出した。1位は赤間、2位は吉沢だった。
葵さんの自宅を訪問すると、スケートボードグッズや大会のトロフィーが並んでいた。子供向け教室で教えた際に飾ってくれたボードもあった。最近は教える機会も多くなり、プレーするのも教えるのも大好きだという。葵さんの部屋には「たべっ子どうぶつ」グッズがたくさんあった。「さる」が一番好き。1年で100個以上のグッズを集めた。クローゼットの中には「ど派手なパンツ」。スケートボードをする時はパンツの色を変えてテンションを上げるという。
大阪府吹田市で行われた日本スケートボード選手権・女子ストリートには日本のトップスケーター28人が出場。パリ五輪金メダルの吉沢恋選手、銀メダルの赤間凛音選手も出場。葵さんは予選を突破して準決勝へ。ラン2本(得点の高い1本)、ベストトリック5本(得点の高い2本)で上位8人が決勝に進出する。ラン1本目は吉沢が74.90、葵さんは転倒して24.28。葵さんの2本目は53.34で8位だった。ベストトリックで順位を上げたい葵さんは2本目で大技バックサイドノーズブラントスライドに挑戦。見事に成功して81.62の高得点だった。3本目の「フロントテールブラントスライドバックサイドショービットアウト」も成功し、準決勝最高得点の86.37。3位で決勝に進出した。1位は赤間、2位は吉沢だった。